オーディションを受けるにあたって「体が出来上がっていないから。」という理由がチャンスを逃してしまっている可能性。
- tomomomomore
- 2020年2月21日
- 読了時間: 3分
バレエダンサーとして生きていくうえで、 大変なことっていくつもあると思うんです。
そのうちの一つが、 「体を常に自分のベストに保つこと。」
正直、季節の変化や環境の変化、日々バレエ以外のこと、バレエのことで起こる心境の変化で、 毎日全く同じいわゆるベストな状態でいることは難しいと思うんです。 思春期なら特に
体の変化や気持ちの変化で体にもそれがでてきたり。
例えばオーディションを受ける機会や 尊敬するダンサー、先生のワークショップがあったとして もし自分の体が自分の思うベストな状態じゃなかったとき、 「今はベストな体型じゃないから、体が出来上がっていないから今はやめよう。」
という風に考える人は少なくないと思います。
私自身、そう思っていくつかのオーディションを受けるのを諦めてきたり、 もう少し体が出来上がってから、、、
と先延ばしにしすぎて、
気になっていたバレエ団の募集枠がもうすでに埋まってしまっていたり、
例えば毎月や、毎週など 何回も機会があるものはそれでもいいと思うんです。 来月のこの日までに体をベストの状態に持っていくぞ。っていう目標もできて。 ただ、それが年に1回や、また次回いつあるかもわからないことなら、 「やりたい。気になる。」と思って、受けて損はないんです。 もちろん自分のベストを見てもらいたいのはわかりますが、 ポテンシャル(そのダンサーが持っている可能性) って審査員や先生には見てわかるもので
受けないことで受かる可能性はゼロだけれど 受けることで受かる可能性は0.1%以上になって 受けてダメでも経験は手に入るので 受けたことがマイナスになることはないんです。
その日レッスンをしてくれた先生のクラスがよくて いつもより上手くできた!なんてこともあったり。
コンクールなどと違って
バレエ団やバレエ学校の審査は、 とても基準がわかりにくいと思います。 もちろん、技術面やどれだけ踊れるか、も見られますが あとはその踊り手の持つ雰囲気だったり、 バレエ団が求める人かどうかだったり。
必ずしもたくさん回れるから、
足がたくさん上がるから、が基準ではないのです。
バレエ学校やサマーのオーディションだと特に。 このダンサーは学ぶ姿勢があるか、や 1ヶ月のトレーニングをやりきれる体力があるか、など。 オーディションにいくことで 他の同年代のダンサーを見て、 今はベストじゃないと思っている状況に渇をいれられるのも オーディションやワークショップのいいところでは?と思います。
今現在アメリカのバレエ団とサマープログラムのオーディションの主催を手伝っていることもあり、
オーディションについての記事を続けて更新させてもらいました。
またトウシューズについてや、
海外のバレエ留学したときのお話についても書いていきますね。
寒いですがお体にお気をつけて。
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